ちゅーねん漂流記

自分らしく生きようともがいているある中年のブログ

標高4千メートルの町で退屈する

 

世界一標高が高い都市と言われているポトシへ向かう。

 

その高さ4000メートル以上。

 

 

まだ高山病への恐怖感があり、万全を期すため宿のマダムに「コカ茶が飲みたい」と言ったところある商店を紹介してもらった。

 

 

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店先。この中に大量のコカの葉が

 

 

店主のおっさんに注文したところ、ビニールに葉っぱをガサガサと詰めだした。

 

いや、葉っぱはいらねーんだけど…

 

結局お茶は出してくれず葉っぱそのものを購入する羽目に。

 

 

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150円くらい 

 

 

さて、こいつをどうするか。

 

数枚を口の中に放り込みとりあえず食ってみる。

 

…まずい

 

つーか葉っぱ。

 

なんかそこらの雑草食ってる気分です。

 

 

ポイ

 

一口食べて捨てました。

 

ボリビア出国時に持っていたら面倒なことになるし。

 

 

さて、まあ一応やることはやったのでバスターミナルへ移動である。

ただし今日乗るのはバスではなく乗り合いタクシー。

多少高くなるがどうもこちらの方が効率が良いという話。

 

 

ターミナル前で気持ちよくキャッチに捕まってみる。

15分もするとキャッチが他の乗客も引っ張ってきて人数確保。

運ちゃん以外に4名を乗せていざ出発である。

 

 

このタクシー、確かに早い。

ビュンビュン飛ばす!

片側1車線なのに追い越しまくりである。

 

シートベルトもなく多少怖い気もするが、さすがはプロ。

絶景の山道を事故る気配もなくポトシに到着。

バスで4~5時間のところ2時間半ほどで着いてしまった。

 

 

チェックインした宿に荷物を放り込みポトシ市内をぶらつく。

 

ポトシには1泊するだけなので本日中に回っとかなければならない。

 

 

まずはサン・ロレンソ協会。

 

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外観

 

 

はて、入り口はどこやら。

どうもどこから入って良いのかわからない。

 

端っこで横になって寝ているおばさんのところに行ってみる。

と、そのおばさんの前にはチケットらしき紙切れの束が。

 

 

 

オラ、起きろババア!

 

 

のそのそ起きたおばさんは面倒くさそうに金を受け取りチケットを渡す。

そして近くにいた子供になにごとか指示を出す。

 

すると、その子供が教会のドアを鍵で開けて中に入れと促してくる。

 

 

中に入ると客は自分1人。

貸し切りである。

こんなに客が来ないんじゃ、そりゃおばさんも寝るわ。

 

 

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誰もいねー

 

 

少し離れた後ろには、私が退館した後にまた鍵をかける為にずっと少年が張り付いている。

 

 

実に落ち着かない。

非常に気まずい。

 

 

屋上へ行ってみる。

 

 

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屋上よりポトシの街並みを撮影

 

 

少年の視線を感じながら何枚か写真を撮って早々に撤退。

よくわからんところだ。

 

 

次はラ・コンパニーア・デ・ヘススの塔へ

 

出来損ないの博物館みたいな施設の中を通って塔の上へ。

ここもほとんど客がいない。

 

 

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一応塔からの一枚

 

 

なんか活気もなく町全体がうすら寂しい感じだ。

まあなんていうか、一言でいえば廃墟っぽい印象。

銀山の歴史がそうさせているのか標高がそうさせているのか…

 

 

もう宿に帰ろう。

 

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泊まった宿の前の通り

 

 

基本的に面白いところもなく、半日いれば十分である。

 

まあとりあえず寄りました、くらいな感じになってしまった町である。

 

 

暇だしピザ食って寝ます。