私からすれば高級ホテルと言って良いレベルのホテルをチェックアウトし、目の前に駐車しているタクシーでバスターミナルへ。
その運ちゃんが「マテ茶どうだ?」と薦めてくる。
おっさん同士の間接キスになるが、飲んだこともなかったので是非飲んでみたい。
日本の緑茶っぽく、冷えてて美味しかったです
で、バスターミナルで待つこと1時間弱、イグアス移住地も通るということで乗ったのがこのバス。
チケットもないローカルバス
後ろは荷物置き場
そしておんぼろバスに乗りのんびり2時間ほど走ったところでバスは停車。
どうやらここいらがイグアス移住地のようだ。
ものすごくのーんびりした地域
目的の宿泊地「ペンション園田」はすぐに見つかり無事にチェックイン。
すぐさまご主人(園田さん)が「ちょっと案内しよっか?」ということだったので、部屋に荷物を放り込み園田さんの車で歴史史料館なるところへ。
ここでは移住の歴史(園田さんは9歳の時に九州から家族で移住とのこと)やここでの生活など、大変興味深い話をしてくれた。
この史料館での説明、ある旅行会社のツアーにも組み込まれているらしく、個別に無料でしてくれるのは大変にありがたいことだ。
一昨年に眞子様が来られた時の写真。上の写真で説明しているのが園田さん
昔の様子を紹介する写真や当時の農機具などが展示してある
帰りは散歩がてらプラプラと歩いて宿に戻る。
町の中心には鳥居
田舎道を30分かけて宿に戻る
そして「ペンション園田」には既に3人の宿泊者が。
2人は2回目の世界一周中をしているDさん、Sさんの夫婦、もう1人は大学を休学して世界を回っているY君だ。
ドバイ空港からおよそ3週間降りの日本人との接触である。
思わずハグしたくなりました。
Sさんにはチューしたくなりました。
「あ、どもども」みたいな日本人風挨拶をきっちりこなし、夕食は自然と4人で食べる流れに。
スーパーで買ってきたというたっぷりの冷凍餃子をSさんが焼いてくれるというので、男連中は酒を買いに。
…いい!
…とてもいい!
その日は写真も撮らずにワイワイ話しながら飲み食いしました。
やっぱこれだよこれ。
定食屋とかレストラン行って誰ともしゃべらず飯食うって普通じゃないって。
何週間も日本語話さないって普通じゃないって。
さて翌日、鼻くそをほじりながら宿でグータラしているとDさんが「釣りに行くんですが良かったら一緒にどうですか?」とのお誘い。
暇だし行く!
宿のおかみさんが片道なら車で送ってくれるというので、15分ほどかけて釣りポイントだと言う池に向かう。
じゃーやりますか!
俺の釣り竿
そしておよそ2時間後
10匹以上
これは持ち帰って頭と内臓を取り、素揚げして美味しく食べるのである。
Dさん、俺一匹も釣れてないけど食べて良いっすか?
すみません、ただの足手まといで…
そして帰りのことは何も考えずに池まで来てしまった我々は戻る時に唖然とする。
私の地図だと宿まで10キロとなっている。
バケツやら釣り竿やらを持ったまま徒歩10キロ…
嫁のSさんは明らかにテンションが下がっている。
そりゃそーか。
この道を10キロ 。夕方なので虫もすごい
そして20分ほどトボトボ歩き、一様に口数が少なった頃に遂に後ろからエンジン音が。
そう、我々は歩くのに嫌気がさしヒッチハイクを狙っていたのである。
徒歩とか絶対ムリ!
ただその車は満員。
泣きそうになりながらまた歩くのを再開し、しばらくするとまた背後から車が。
これは逃せん!
行け嫁!
女性のSさんがその車を止め、肩を半分露出してセクシーに頼んでみる。
すると「日本人か? ならOK」とのこと。
後ろの荷台に乗せてもらえました。
やったぜ!!
これは、この地域の移住者が信頼されている結果だと思う。
どうやら長年に渡り相当貢献もしてきているようだ。
ありがたいこってす。
荷台でのんびりと宿へ
戻り路、ビールとトンカツを買うために近くの食堂へ。
そこでは鳥を飼っているのだが
南米では鳥まで「オラオラ」言います
そして晩飯。
タケノコは宿からの差し入れ、魚はDさんが調理、味噌汁はSさんが作ってくれました。
うまい!
酒も進むってもんだ。
そして翌日ものんびりと過ごす。
宿で飼っている秋田犬×4
Y君と食べに行ったラーメン。見た目まずそうだが味はそこそこ
そして一旦、この夜に皆とはお別れである。
Y君とはルートが重なっているので近々会うはずだが、Dさん、Sさんとはもう会わないだろう。
南米の後はアフリカに渡るとのことだが、是非無事にやり遂げて欲しい!
私は明日、誰も聞いたことのないアスンシオンというパラグアイの首都に向かう。
さて寝るか…
…また一人になった(´;ω;`)