ちゅーねん漂流記

自分らしく生きようともがいているある中年のブログ

サンティアゴの夜はなかなか明けない

暗闇のなかバスターミナルからEstacion Central駅へ徒歩で向かう。

 

方向が全く分からないので人に聞きながらとなるのだが、何を言っているのかさっぱり理解できない。

「ふむふむ」と分かったふりして指さしてくれた方にひたすら向かう。

 

向かうが真っ暗で人気がないだけに正直怖い。

 

日本だと夜も明けて通勤の人で賑わっているのだが、それらしき人は皆無。

どうなっているんだこの国は。

 

つーかいつ夜は明けるの? 

 

 

なんとかそれっぽい看板まで到着。

が、これからどこへ行けば良いのかよく分からず警官らしき人に聞いてみる。

 

その人が言うところによると、駅が開くのは8時というではないか。

 

そんなんあるか?

と思ったが本当に閉まっている。


平日の8時に開く地下鉄ってどんなだよ!?


だる〜

 

死ぬほど飛行機乗って、空港で夜を明かして、幾ら暇人だからって更に1時間以上
待てるか!


と思って移動しようとしたところ、「歩いてどっか行くよりここで待ってた方が良い」というアドバイスが。


「◯◯←(よくわからん)の誕生日があって、いま歩くと酔っ払いに荷物を取られる」とのこと。

 

いまいち要領を得ないが、言いたいことは伝わってくる。

 

なぜ理解できたかと言うと、実はここで出発直前に購入したソースネクスト製の最新型翻訳機を使ったのである!

 

ヨドバシの店員さんに熱く薦められて買った今回の旅の切り札である。

 

「これ、先々週に最新版が出たばっかなんスよ! 前回のより対応言語も翻訳スピードも格段に上がってるんですよ! 他の商品にする理由はないですね! これ出してから株価もめっちゃ上がってますよ! あー、うちもこういう商品を出してればなあ!!」

実はこの方、家電大手SHA〇Pの販売員さんなのだった。

 

捉まえたあげく、関係ない君にあれこれ質問してごめんね。

 

でも君のトークは魂が入ってたよ。

 


アナウンサーみたいに聞かなければならないのが違和感たっぷりだが(警官らしき人も話すとき緊張していた)、確かに便利だ!


使いこなせればかなり良いかも。

 

 

屋台のコーヒーを飲みつつ震えながらひたすら待ち、7時半頃にようやく夜明けの気配。
遅すぎ!

さらに待つ。

...寒い!!


ユニクロのウルトラライトダウンを買ってこなかったのが心から悔やまれる。

 

 

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屋台でコーヒーと揚げパンみたいなので温まる人々。

 


心配(期待?)してた皆様、ここでは酔って外で寝るとかあり得ないです。


モノを取られる前に凍死します。

(夏服しか持ってません)

 

そして8時になり、時間どおり(おせーけど)地下鉄オープン!

 

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パチンコ屋のモーニング並の人気

 

 

地下鉄の乗り方は日本とほぼ同じだ。

 

SUICA的なものを購入し、機械もしくは人手でチャージをする。

それを自動改札に通すだけだ。

地下鉄はかなりの路線が入り乱れていてびっくり。

進んでいるなー

 

 

そして宿があるSanta Ana駅へ到着。

30分くらい四苦八苦して宿を探した結果、ようやくそれらしき場所にたどり着いた。

なぜそんなに迷ったかというと...看板が出てないのです。そしてかなりスラム風なのです。

 

 

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周りに人がいないので昼間なのになんか怖い 

 

 

ドアには鍵がしっかりとかかっておりチャイムを鳴らしてみる。

 

ピンポーン! 

 

...しーん

 

ピンポーン!

 

...しーん

 

 

宿変えようかな。

 

人気も全くない不気味な場所だし。

 

でもなあ、ネットつながらなくて今から歩いて探すのも大変だしなー

 

一人で悶々としながらいったん駅へ戻る。

 

コーヒーと揚げパンで少し時間をつぶし、とりあえずまた戻ってみる。

 

これでまたダメなら宿探しだ。

 

 

ピンポーン!

...しーん

 

「はあ」とため息まじりに去ろうとすると、「シャッシャッ」というカーテンを開け閉めする音が。

 

??

 

「ガチャ」と扉がついに開いたではないか!

現れたのは女主人。

 

どうやら他に客もいないらしく、来客にかなり警戒していたようだ。

 

とにかく寝床を確保したのは良かった。

 

 

共同風呂、共同トイレだが部屋はこじんまりとキレイだ。

まあ満足。

 

この時点で10時。

 

まずはシャワーを浴びて丸2日分の汚れを落とす。

 

疲れも溜まっており本当はそのまま寝てしまいたかったが、寝ると今日が終わってしまう。

気力を振り絞り、貴重品だけ持って外出をする。

 

その後はこんな感じです。

 

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地下鉄の様子

 

 

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キャッチで捕まったパン屋さんで昼食。主人は中国人だった。

 

 

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かなり高い建物と公園と山

 

 

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サンタ・ルシアの丘

 

 

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人がたくさん集まってたよくわからない広場

 

 

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閉まりまくっている店

 

 

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爆撃してきそうな軍事ヘリ連隊(大型含めほかにもたくさん飛行機が飛んでいた)

 

 

そして晩飯。

 

海鮮チャーハンに釣られて入った店で、チャーハンとビールでなんと2000円。

 

なにこの値段? 

ぼったくりか!?

 

そして出来てきたのがこれ。

 

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ご馳走さました後がこれ。

 

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いや、頑張って食べたけどマジ無理だから。

この量だからあの値段なのね。

 

一人旅はこういう時に厳しい。

 

さて、さすがに疲れたので本日はこれにて終了。

ゆっくり眠れそうだなー