私の自分勝手な欲望から始まったこの無職旅もついに帰国の時を迎えました。
基本いきあたりばったりでしたが、なんとなく以下のカテゴリーをイメージして移動してきました。
①パタゴニア
②アンデス
③ジャングル&ガラパゴス
④中米
中米を抜けてみたいという願望もありましたが、①~③で思いのほか時間と金がかかり断念です。
まあこれが旅ということなのかも知れません。
旅の期間、外国人含めていろいろな人と交流でき、そして色々な方にお世話になって無事帰国まで辿り着くことができました。
個人的にはそれなりの満足感がありますが、スペイン語や英語がもっと達者であれば数倍満喫できただろうなーとも思います。
本稿では、最後に帰国の様子をお伝えして無職旅を締めくくりたいと思います。
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プエルトビエホからサンホセに戻ったおっちゃん。
サンホセには1泊だけして翌日の便で日本行きの移動開始である。
ルートは以下の通り。
・サンホセ→ロサンゼルス(6時間)
-トランジット9時間 -
・ロサンゼルス→ホノルル(6時間)
-トランジット6時間 -
・ホノルル→羽田(9時間)
計36時間かかる帰国の途である。
…安いチケットだからなげー
サンホセの国際空港から飛び立った飛行機、私はすぐに眠りに落ちてしまった。
少しすると、着陸の振動と音で目が覚める。
??
到着には早すぎる。
周りの人たちも何やらどよめいている。
外を見るとそこは暗くて小さな空港である。
Maps.me(本当にこの旅で世話になった!)で現在地を確認するとコスタリカの地方空港に到着したようだ。
隣の乗客がCAに聞いたところ、どうも風が強すぎて飛ぶのに支障があって避難的にここに着陸したようだ。
へー、そんなことあるんだ?
1時間ほどこじんまりした地方空港で待機したのち、何事もなかったかのように飛行機は再発進。
ロサンゼルス空港にはぴったしその分だけ遅れて夜11時に到着。
ロスを機内から撮影。はじめて来たけどぶっちぎりに都市がデカくて唖然
そして預け荷物を一旦受け取らなくてはいけない為、アメリカの入国審査へ。
これはEstaのおかげで極めてスムーズだ。
ひとまず空港の外に出て一服。
さて...暇だ。
中に入らないと寝ようにも寒い。
しかしチェックインしてしまうとタバコも吸えなくなる。
結局タバコを優先して、空港入り口付近でボーッと過ごす。
ロスに来て感じる。
中南米とは明らかに人の雰囲気が変わる。
黒人、ヒスパニック系を含めて全ての人が私に目もくれない。
そしてみんな小綺麗な恰好をしている。
空港の雰囲気も平和そのものだ。
私の目の前の席に座り高そうなカメラをそこに忘れていったお兄さんがいたが、皆でお兄さんを一生懸命探して返すぐらいの余裕っぷりである。(真夜中にだ!)
やはりアメリカは豊かなのだ。
旅行中「アメリカに搾取されている」と憤っていた人もいて共感する部分も多かったが(中南米はそういう歴史です)、旅の最後に見事に現実を痛感する。
結局ずっと起きたまま翌朝チェックイン。
チェックイン時の手荷物検査では、なんと捕まってしまいものすごく厳しい取り調べを受ける羽目に。
大きいカバン(本来は預け荷物になるのだが、この乗り換えでは機内持ち込み)に入れておいた土産のコーヒーの1袋がやぶけてたらしく、そこから茶色い粉が。
そしてなぜこんなにコーヒーの袋を持っているのか、という疑惑もあり徹底的に麻薬検査。
無線で専門家と称する人間まで呼んだり、特殊な機械での検査やボディチェック含めて30分もの取り調べだ!
(風貌もあったのか?)
まあやましいことは何もないので問題ないが、これには疲れた。
疲労困憊の状態でハワイへ出発。
ハワイの空港でも羽田へのチケットを発券する必要があり一度チェックアウトして空港外へ。
去年も来たのだが、当時とは心境がまるで違う。
ただ立ち寄っているだけだ。
リゾート気分なんて何も感じない。
ここでもタバコを吸いとにかく時間を潰す。
その最中、カナダ人の旅行者が声をかけてきてなぜか妙に仲良くなる。
そういえばこの旅ではこんなことがよくあった。
基本的に南米人はフレンドリーでオープンマインド、いきなり懐に飛び込んでくる人間が多い。
これは旅行の間ずっと感じてたことで、間違いなく中南米の面白さだと思う。
旅行している一部の欧米人もそんな感じで接してくる。
日本に戻ればそんなこともなくなるだろうな、と思うとちょっと寂しくなる。
時間を潰してたホノルル空港の喫煙所から撮影
そしてホノルルでのチェックイン時、コーヒー含めた大きなカバンは預け荷物にしたのにここでも厳しい取り調べ。
手に薬品を塗られたりと明らかに麻薬で疑われている。
...なぜだ!?
(風貌ですか??)
お得意様であるはずの日本人でこんなチェックを受けるのはかなり珍しいと思う。
もちろん検査は無事通過するがちょっと悲しい気持ちになる。
羽田行きの飛行機はとにかく日本人ばっか。
CAも機内アナウンスも日本語が使われている!
もちろん私の前後左右も日本人。
この時点で日本に帰ってきたようなもんです。
乗った瞬間から爆睡。
機内食も食べず(つーかスルーされた)ほとんど寝て過ごしてついに羽田到着。
日本の入国審査は意外にもまるで問題なく通過。
なんとか終電近くの電車で帰途につけたのであった。
久々に日本にもどった感想はとにかく寒い!! の一言です。
さて、安否報告を目的としたこのブログでしたが、こんなどうでも良いブログを見てくださった方々、本当にありがとうございました!
コメントを出してくれた方々、暖かく見守ってくれた方々、心から感謝です。
励ましのコメントなども頂き、更新は滞りつつもおかげで何とか投げ出さずに書いてこれました。
とりあえずやりたいことはやってきました!
無職旅人は一旦卒業し、今後は新たなことにチャレンジしていくつもりです。
それはまた別テーマとしてブログに書いていくかも知れません。
ありがたくも「楽しみ」と言って読んでくださった方々へ
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