ちゅーねん漂流記

自分らしく生きようともがいているある中年のブログ

高級バスでエクアドルへと移動する

 

前日に飲んだ運ちゃんの3輪タクシーでイキトスの空港に向かう。

 

 

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この人、酒飲んで3輪タクシーで帰っていきました

 


そして飛行機でプカルパを経由してリマへ。


プカルパまで1時間(船では5日)、プカルパからリマまでも1時間(バスでは18時間)の計2時間である。


めちゃくちゃ早い。

 

 

ペルー、そして南米の玄関口の1つでもあるリマの国際空港、さすがにデカい。


しばらく船とかジャングルとかの田舎生活をしていたので、まあギャップがなかなかである。


そしてタクシーを値切った結果、相乗りにて市内へ。

滞在場所は目的の歯医者に近いホテルにしたのだが、薄暗くて多少不気味なのが印象的だ。

ちなみにこの頃から理由は分からないが歯茎の腫れがひいてきていた。

 


そして予約日。


タクシーで歯医者へ。


そこは高級マンションの集合地帯らしくエリア全体が金網に囲まれている。


ゲートで歯医者に来た旨を伝えると、どうやら守衛に話が通っていたらしく
すんなり中へ入れてくれ、場所も丁寧に説明してくれる。

 

チャイムを押すとおばちゃんが出てきて中に入れてくれ、そして片言ではあるが日本語で「ちょっと待っててね」と。


待合室のテレビもNHKに変えてくれる。


おお! 久々のNHK

 

そしてアポの時間に先生が現れて診察室へ。

 

 

診察室には先生1人で治療台も1つ。

 

助手とか歯科衛生士とかもいない質素な歯医者だが、この日系の先生それなりに日本語を話せてなんとなく頼もしい。

 

まずはレントゲン。

先生はそれを見て「うーん。なるほどねー、なるほど」と一人で頷いている。

 

…何が?

 

この状況を説明されるまでの間というのはなんか緊張する。

 

先生の説明によると、どうやら出発直前に銀歯が取れた歯のところは問題なく、親知らずが悪さをしている可能性が高いらしい。

 

その証拠に腫れがひいてきて痛みもないのだと。

 

つまり今回の事象は一時的だろう、という診断だ。

それは願ってもない結果だ。

 

ここでも親知らずの抜歯はできるらしいが、治療で3回は通う必要があるらしい。

実は既にこの日の午後にエクアドルグアヤキル行きのバスチケットを取ってしまっており、3回も通うのはまず無理。

 

そして手術的な抜歯になるのでペルーなんぞでやりたくもない。

 

 

先生も「日本に帰ったら早めに抜いた方が良いよ」という程度で治療を強くは薦めなかったので結局何の治療もせずに歯医者を後にする。

 

費用はレントゲン代で600円ほど。

 

そこからリマ市内の大渋滞のなかを、バスと徒歩で1時間半ほどかけてバスターミナルへ。

 

今回のバスはネットでいろいろと調べた結果、身分不相応の高級バス会社、しかもVIPの席を予約してあるのだ。

ペルーの王様も使っていると評判のバスだ。

 

 

そして乗車の際に鞄に入れていたビールを没収される。

 

 

バスは定刻に出発。

 

 

 

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飛行機のビジネスクラスみたい

 

 

バスはペルーの海岸沿いをひたすら北上してペルー、エクアドル間の国境へ。

 

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ここもペルーの出国とエクアドルの入国が同じ建物内に入ってます

 

 

このバス、飛行機のように各自で映画とかが観れるが、英語かスペイン語で基本的に理解できないので相当暇。

 

ほとんど寝てました。

 

そして26時間予定のところ、多少遅れて29時間かけてグアヤキルに到着。

 

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 グアヤキルのバスターミナル。かなりデカくて綺麗でビックリ

 

 

タクシーで宿まで行きチェックインしたらすぐさま定食屋に行き晩飯。

 

定食屋を10時に追い出されて、水を買いに商店を探す。

 

…ない

 

店がことごとく閉まっている。

 

宿の人に聞いて少し離れた店に向かうが人気がほとんどない。

 

今までになかった不思議な怖さを感じる。

 

 

北上してきてだんだん物騒な感じになってきたのを感じたグアヤキルの夜であった。