ちゅーねん漂流記

自分らしく生きようともがいているある中年のブログ

ジャングルツアーと言うよくわからないものに参加してきた

 

この不快感…

 

このダルさ…

 

日本以来の二日酔いだ。

 

それでも奇跡的になんとか起床。

 

 

酒臭い息をまき散らしながらヘロヘロと宿を後にする。

 

ツアーのピックアップはうさん臭い旅行会社の前である。

そこにいたのはアメリカ人の夫婦らしき2人とフランス人のカップル。
それと私の5人でツアーを共にすることになる。

 …俺だけ一人じゃん。

 

運転手とガイド、そして5名を乗せたバンは予定通りに出発。

 

車は窓を開けたまま結構な速さで疾走し、二日酔いの私にはなかなか心地よい。

 

半分眠ったまま2時間ほど経ち、船着き場に到着。
どうやらここで船に乗り換えるらしい。

 

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これは船ではなく船着き場

 


そして小型ボートに乗船。

 

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フランス人カップルとガイドと船の運転手

 

 

ここから目的地までの間に途中でピンクイルカも見れることもあるとか。
ただ、私はヘンリー号で何日もこの川を移動してきている。

実は既に通った場所なのである。


そんなこともあり船に乗ってもほとんど爆睡。

いきなり寝ちゃったんで変な目で見られたよ。

文句ならルシオに言ってくれ。

 

 

船は2時間ほど走り支流に入った後に拠点となる宿へ到着。

 

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 宿の目の前に船

 

 

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拠点のロッジ

 

 

そして昼食。

 

 

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ジャングルメシ。手前の茶色いのは虫の卵

 

 

昼食後、宿の近くの「ジャングル探検」と称した散歩。

 

ガイドと共に2時間ほど散策するが、特別な動物や虫も見当たらない。 

全く面白いこともなく、あえて書くとすればなんかの幼虫を食ったくらい。

 

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左手に幼虫。このフランス女性は食ってすぐに吐き出していた。ほのかに甘くてクリーミーでした

 

 

ちなみにこの写真のとおり、フランス人カップルは黒のジャージみたいのを着ていたのだが、ガイドに「黒はダメだよ。蚊が寄ってくるぞ」と注意されていた。

「知らなかった」という二人、後ろから見ると本当に蚊がたくさんたかっていました。

(皆さんは気をつけてね!)

 

 

 そしてその後は夕方まで部屋で休憩。

 

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蚊帳が渋いでしょう

 

何もない部屋で時間をつぶすのはしんどいが、寝不足の私には大変ありがたい。

爆睡。

 

 

そして夕方、日が暮れてからの「ジャングル探検」。

ネットだといろんな気持ち悪系の虫とかが見れるとのことだったが(ちなみに私は虫嫌い)、ほぼ何も見れずに蚊に刺されただけの散歩。

 

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一応サソリの写真

 

 

一旦拠点に戻って晩飯である。

 

昼飯の時もそうだったが基本的にこのツアーの参加者は話をしない。

たまにポソッポソっとパートナーと話をするぐらいである。

 

英語で思いっきりコミュニケーションを取る場も居心地悪くてつらいものがあるが、ここまで静かだと気持ちが悪い。 

なんか通夜みたい…

 

 

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晩飯。カエルの丸焼きにポテトを添えて

 

 

その後は小舟に乗って夜行性の動物を見学。

 

これも結局なんの動物も見れず、蛍を見たぐらいである。

 

これで1日目は終了。

 

いやー、昼も夜も何も見れんかった。

ガイドは言い訳をしたうえで「今日は楽しめたか? どうだ?」と強制的に楽しかったと言わせていた。

 

はっきり言って全然面白くねー

 

私はほとんど期待しないで来たので構わないが、これを目的に飛行機とかで来た人には少し可哀想な気もする。 

 

 

夜8時半頃に解散。

 

部屋に戻って一息つく。

すると何かの気配…

 

視線をそこに向けてみると、すごい速さで動く規格外のデカさのゲジゲジみたいな生き物が!

(あまりに驚いて写真どころではありませんでした)

 

不気味だ。

不気味すぎる。

 

しばし硬直したのち、この後にすべき事を必死で考える。

 

…外にでて酒でも飲むか。

 

 

そして部屋の外でタバコを吸いながらチビチビやっていると9時頃にいきなりロッジ全体が真っ暗に。

 

うーむ、どうやら消灯らしい。

(言っとけよ!)

 

もはや選択肢は寝ることしかないが、お化けゲジゲジはどこにいるのやら。

隙間から出てってくれていれば良いが…

 

まあ考えててもしょうがない。真っ暗な部屋に突入し、ライターで明かりをつけながら歯を磨いて蚊帳に潜り込む。

もはや何も見えないのが逆に救いだった。

 

寝不足もあったのか、意外とすぐさま爆睡。

 

真夜中、ジャングルに取り残される夢を見て奇声を上げて目を覚ましたような気もするが(間違いなくやったと思う)、基本的に朝までぐっすりでした。

 

 

翌朝

 

アメリカ人夫婦からびっくり情報が。

なんと彼らの部屋に昨夜タランチュラが出たと言うではないか。

手の平サイズだそうです。

 

お化けゲジゲジにタランチュラ、本物のジャングルは宿の部屋にあったみたい。

 

 

朝食後、まずはピンクイルカを見る為にスポットへ向かう。

 

これは何回か見ることができました。

 

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他のグループのプラニア釣り。結局釣れなかったそうな

 

 

 その後は「ジャングル水泳」ということで泳ぎのスポットへ。

(つっても小舟が止められるだけの何もない場所)

 

ツアーの売りの1つのようだが、到着しても誰も泳ごうとしない。

この茶色く濁った川で俺だってあえて泳ぎたいとは思わない。

 

ガイドは「誰も泳がないのか? じゃあ次に行くか…」と少ししょんぼりしてる。

逆に嬉々として泳ぐやついるの?

 

 

次は提携しているっぽい集落へ。

 

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こんな感じ

 

 

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ナマケモノ。実物メチャクチャ可愛いかった

 

 

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飼われているらしきまだ小さなアナコンダ

 

 

そしてサルがいるスポットへ。

これは何匹も出てきてくれて、エサをあげたりとなかなか面白かった。

 

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お猿さん。エサを投げたらうまくキャッチしていた。

 

 

私が申し込んだ1泊2日のツアーはこれにて終了である。

 

 

また来た時と同じ手段でイキトスの町へと戻る。

 

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船で2時間、車で2時間半かかった

 

 

 

そして町へ戻っていつも通りひとりで晩飯。

 

食べ終わった後、なんとなくルシオと飲んだ店に顔を出してみるとそこには顔なじみのガイド2人が。

あんたら家帰らずこんなとこで飲んでたのかい。

 

私のことを見かけると「お前もこっちへ来い。一緒に飲もう!」と誘ってくる。

オープンですねあなたがたみんな。

 

机の下を見るとビールの空き瓶が6本。

いいペースで飲んでるようですなー

 

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ガイドAと奥さん。このガイドが面白いキャラクター

 

 

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ガイドB

 

 

聞くと、ジャングルから戻った時はいつもここで飲んでいるらしい。

 

そしてガイドAはまた明日、5日間の日程でジャングルに行かなければならないという。

結構大変だなぁ。

 

 

そして私も明日、南国都市イキトスを去らねばならない。

 

リマへと戻るのだ。