ちゅーねん漂流記

自分らしく生きようともがいているある中年のブログ

旅の最後に

 

 

 

私の自分勝手な欲望から始まったこの無職旅もついに帰国の時を迎えました。

 

基本いきあたりばったりでしたが、なんとなく以下のカテゴリーをイメージして移動してきました。

 

パタゴニア

アンデス

③ジャングル&ガラパゴス

④中米

 

 

中米を抜けてみたいという願望もありましたが、①~③で思いのほか時間と金がかかり断念です。

まあこれが旅ということなのかも知れません。

 

旅の期間、外国人含めていろいろな人と交流でき、そして色々な方にお世話になって無事帰国まで辿り着くことができました。

個人的にはそれなりの満足感がありますが、スペイン語や英語がもっと達者であれば数倍満喫できただろうなーとも思います。

 

 

本稿では、最後に帰国の様子をお伝えして無職旅を締めくくりたいと思います。

 

 

~~~~~~~~

 

プエルトビエホからサンホセに戻ったおっちゃん。

 

サンホセには1泊だけして翌日の便で日本行きの移動開始である。

ルートは以下の通り。

 

サンホセ→ロサンゼルス(6時間)

  -トランジット9時間 -

・ロサンゼルス→ホノルル(6時間)

  -トランジット6時間 -

・ホノルル→羽田(9時間)

 

計36時間かかる帰国の途である。

…安いチケットだからなげー

 

 

サンホセの国際空港から飛び立った飛行機、私はすぐに眠りに落ちてしまった。

 

少しすると、着陸の振動と音で目が覚める。

??

到着には早すぎる。

 

周りの人たちも何やらどよめいている。

外を見るとそこは暗くて小さな空港である。

Maps.me(本当にこの旅で世話になった!)で現在地を確認するとコスタリカの地方空港に到着したようだ。

 

隣の乗客がCAに聞いたところ、どうも風が強すぎて飛ぶのに支障があって避難的にここに着陸したようだ。

へー、そんなことあるんだ?

 

 

1時間ほどこじんまりした地方空港で待機したのち、何事もなかったかのように飛行機は再発進。

ロサンゼルス空港にはぴったしその分だけ遅れて夜11時に到着。

 

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ロスを機内から撮影。はじめて来たけどぶっちぎりに都市がデカくて唖然

 

 

そして預け荷物を一旦受け取らなくてはいけない為、アメリカの入国審査へ。

これはEstaのおかげで極めてスムーズだ。

 

ひとまず空港の外に出て一服。

 

さて...暇だ。

中に入らないと寝ようにも寒い。

しかしチェックインしてしまうとタバコも吸えなくなる。

 

結局タバコを優先して、空港入り口付近でボーッと過ごす。

 

ロスに来て感じる。

中南米とは明らかに人の雰囲気が変わる。

黒人、ヒスパニック系を含めて全ての人が私に目もくれない。

そしてみんな小綺麗な恰好をしている。

空港の雰囲気も平和そのものだ。

 

私の目の前の席に座り高そうなカメラをそこに忘れていったお兄さんがいたが、皆でお兄さんを一生懸命探して返すぐらいの余裕っぷりである。(真夜中にだ!)

やはりアメリカは豊かなのだ。

旅行中「アメリカに搾取されている」と憤っていた人もいて共感する部分も多かったが(中南米はそういう歴史です)、旅の最後に見事に現実を痛感する。

 

結局ずっと起きたまま翌朝チェックイン。

 

チェックイン時の手荷物検査では、なんと捕まってしまいものすごく厳しい取り調べを受ける羽目に。

 

大きいカバン(本来は預け荷物になるのだが、この乗り換えでは機内持ち込み)に入れておいた土産のコーヒーの1袋がやぶけてたらしく、そこから茶色い粉が。

そしてなぜこんなにコーヒーの袋を持っているのか、という疑惑もあり徹底的に麻薬検査。

無線で専門家と称する人間まで呼んだり、特殊な機械での検査やボディチェック含めて30分もの取り調べだ!

(風貌もあったのか?)

まあやましいことは何もないので問題ないが、これには疲れた。 

 

疲労困憊の状態でハワイへ出発。

 

ハワイの空港でも羽田へのチケットを発券する必要があり一度チェックアウトして空港外へ。

去年も来たのだが、当時とは心境がまるで違う。

ただ立ち寄っているだけだ。

リゾート気分なんて何も感じない。

 

ここでもタバコを吸いとにかく時間を潰す。

その最中、カナダ人の旅行者が声をかけてきてなぜか妙に仲良くなる。

そういえばこの旅ではこんなことがよくあった。

基本的に南米人はフレンドリーでオープンマインド、いきなり懐に飛び込んでくる人間が多い。

これは旅行の間ずっと感じてたことで、間違いなく中南米の面白さだと思う。

旅行している一部の欧米人もそんな感じで接してくる。

 

日本に戻ればそんなこともなくなるだろうな、と思うとちょっと寂しくなる。

 

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時間を潰してたホノルル空港の喫煙所から撮影

 

 

そしてホノルルでのチェックイン時、コーヒー含めた大きなカバンは預け荷物にしたのにここでも厳しい取り調べ。

手に薬品を塗られたりと明らかに麻薬で疑われている。

 

...なぜだ!?

(風貌ですか??)

 

お得意様であるはずの日本人でこんなチェックを受けるのはかなり珍しいと思う。

もちろん検査は無事通過するがちょっと悲しい気持ちになる。

 

 

羽田行きの飛行機はとにかく日本人ばっか。

CAも機内アナウンスも日本語が使われている!

もちろん私の前後左右も日本人。

この時点で日本に帰ってきたようなもんです。

乗った瞬間から爆睡。

機内食も食べず(つーかスルーされた)ほとんど寝て過ごしてついに羽田到着。

 

日本の入国審査は意外にもまるで問題なく通過。

なんとか終電近くの電車で帰途につけたのであった。

 

久々に日本にもどった感想はとにかく寒い!! の一言です。

 

 

 

 

さて、安否報告を目的としたこのブログでしたが、こんなどうでも良いブログを見てくださった方々、本当にありがとうございました!

コメントを出してくれた方々、暖かく見守ってくれた方々、心から感謝です。

 

励ましのコメントなども頂き、更新は滞りつつもおかげで何とか投げ出さずに書いてこれました。

 

 

 

とりあえずやりたいことはやってきました!

無職旅人は一旦卒業し、今後は新たなことにチャレンジしていくつもりです。

それはまた別テーマとしてブログに書いていくかも知れません。

 

 

ありがたくも「楽しみ」と言って読んでくださった方々へ

 

 

Lineボタンを設置しました。

なんでもお気軽にご連絡くださいませ。

 

 

最終観光地でちょこっと感傷的になる

 

 

カウイタからバスで1時間(めちゃ近いんです)、無職旅の最終目的地となるプエルトビエホへ。

 

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ビーチ沿いのメインストリート 

 

 

ど田舎のカウイタから来ると町の賑わいっぷりが凄く感じる。

住人も観光客の数も比較にならない。

どうやら旅行者は、カウイタは素通りしここを目的に来るようだ。

 

住民は黒人がかなりの比率を占めており、街中からレゲエが流れていたりしてジャマイカっぽさが一段と強くなる。

 

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 リゾート地のサンタ

 

 

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商店が入った建物

 

 

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宿の入り口。夜になるとおじいちゃんが門番として鎮座している

 

 

すぐに日も暮れ、この日は近くを散歩したりしておしまい。

 

 

翌日はマンザニージョ国立公園へ行く為、まずは宿近くにあるこじんまりした商店に自転車を借りに行く。

 

パスポートを預けないとダメらしいのだがこの匂い…

絶対やってますねマリ〇ァナ。

大丈夫かぁ、こんな店で。

 

このプエルトビエホ、あちこちで吸っている人がいたり売りつけようとしたりとまさにジャマイカ

白人はやっている人もいるが俺はパスだ。

アルコール専門です。

 

そして多少不安になりつつもレンタル。

パスポート無くすなよ!!

 

  

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 まずは街中からスタート

 

 

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ビーチや

 

 

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こんな澱んだ川(それでもカヤックやっている人がいてビックリ)を抜け

 

 

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気持ちの良い林道をひたすら進みます

 

 

片道12キロをのんびり自転車で走る。

 

汗もかいたので途中からTシャツを脱いで上半身ハダカだ。

なんかすごい解放感…

 

そして目的地付近に到着。 

 

 

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ここで自転車を降りてあとは徒歩

 

 

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向こうに見えるのがゴールである 

 

 

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 公園入り口

 

 

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 最後にちょっと林の中を歩く

 

 

到着。

 

 

 

海があるだけで、特に何がどうということもない。

 

ただ、旅の最後となる景色かと思うと少し感傷的な気分になる。

 

しばらく眺めてから帰路へ。

 

 

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 なんとこんな看板が!

 

 

ウシュアイアまで12,017キロ。

この3ヵ月弱で旅をしてきた距離である。

 

こう見るとやはり南米はデカい。

そしてパタゴニアは物凄く寒かった…

 

 

またのんびりと町に戻り自転車を返却。

無事にパスポートも手元に。

 

 

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夜のお散歩で。ミサっぽい集まり 

 

 

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10人ぐらいの合奏隊。クリスマスの曲を弾きながらメインストリートを抜けていく。

賑やかで楽しい熱帯のクリスマスシーズンだ

 

 

長いようであっという間だったこの旅もこの地にて終了。

 

缶ビール片手にしばし夜のプエルトビエホを味わう。

 

残すは帰国のみである。

 

コスタリカでこれからを考える

 

 

パナマシティからコスタリカサンホセへは国境越えも含めて14時間の予定である。

バスは乗ったそばから消灯、私もすぐに爆睡である。

 

朝8時にイミグレに到着。

 

 

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パナマ側出国管理

 

 

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国境を歩く。右手向こうに見えるのがコスタリカ入国管理

 

 

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国境を越えてしばらく走るとメシ休憩である

 

 

バスはおおよそ予定通りにコスタリカの首都サンホセへ到着。

 

ホテルまではチンタラ歩いて向かうことにする。

 

 

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サンホセの街並み 

 

 

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 実は電車も通っています。誰でもどこでも線路横断可

 

 

なんだかんだで1時間近く歩いて宿にチェックイン。

 

 

まずは今後の予定を決めなければならない。

 

コスタリカ入国の為、一応ニカラグア行きのバスチケットは買ってある。

ニカラグアまで行ったならば、次はホンジュラスグアテマラと進み、メキシコまで北上していくことになるだろう。

 

この国々へ行く目的は「スリルを味わう」である。

その為には時間もお金もかなりかかりそうだ。

これはキリが無い…ふとそんな気になる。

 

そしてこのコスタリカでは、パナマシティで会った親切青年のルーカス君推薦の行ってみたい地域もある。

 

 

まあ十分楽しんだかな。

 

この続きがあるとすれば、それは老後のお楽しみだ。 

ここでニカラグア行きのチケットは捨てることを決定。

 

無職旅の最終地点をコスタリカとし、地方へと足を延ばしてみることにする。

サンホセでは特にすることも無いので宿を2泊から1泊に変更する。

 

明日にはカウイタへ移動である。

 

 

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 宿の近くで夕食。久々のイカが激ウマだった。

 

 

翌日。

 

宿のお姉さんに教えてもらったカウイタ行きのバスターミナルへ向かう。

 

途中、コカコーラ地区という多少物騒なエリアを通るのだが、さすがに雰囲気が悪い。

こりゃ、徒歩じゃなくタクシーで来るのが正解だったな。

 

更にバスターミナルがなかなか見つからなく焦ったりしたが、親切な人に教えてもらって何とか到着。

 

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分かりずらいところにある上に地味なんです 

 

 

バスは5時間かけてカウイタ村に到着。

 

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カウイタ村バスターミナル

 

 

ここに何があるかというと、何もない。

ただ海があってのんびりしているだけのど田舎の村である。

ただしカリブ海沿い。

そう、私は旅の最後にカリブ海を味わうことにしたのである。

 

 

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本当にど田舎 

 

 

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宿。周りには街灯などありません

 

 

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そして泊まるのはなんとテント!

 

 

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中はこんな感じ 

 

 

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宿にはあっちこっちにトカゲや鳥がいます

 

 

荷物を置き、村を散歩してみる。

 

すれ違ったおばちゃんに「オラ」と挨拶すると、なんと後ろから「日本人かい?」と日本語で聞かれるではないか。

これにはビックリ!

まさかこんな場所で日本人に会うなんて。

 

そしてこのおばちゃん、「暇だし宿に来ないかい?」と誘ってくる。

行ってみるとなかなか立派な宿である。

しかしなぜカウイタに??

 

ツアーで来ているわけでもなさそうだし(つーかこんな場所絶対こねー)、一人で旅行している雰囲気でもない。

 

聞くと、息子がカウイタから車で1時間程のリモンという町に仕事に来ており、会社負担の滞在場所としてこの宿を借りているのだという。

そしておばちゃんも一緒に来ていると。

 

このおばちゃん、和子さんと言いなかなか面白い人生を送っている。

旦那さんがコスタリカ人(既に離婚)で現在は首都サンホセ近郊に住んでいる70歳。

コスタリカ在住歴34年の大ベテランである。

その前はアメリカに10年住んでいたっていうのだから凄い。

学生運動をし、その後ヒッピーになったとか。

人生のほとんどが海外にいることになる。

子供は3人(つまりみんな日本人とコスタリカ人のハーフ)。

 

そして唯一の息子である”和臣”君が仕事でリモンに来ているってわけ。

この和子さん、かなり人好きな性格でもあり「和臣が仕事から戻ってきたらみんなで乾杯しよう! いろいろ話そう!」と誘ってくる。

 

まあ断る理由もないので和子さんといろいろと話をして時間を潰す。

そして和臣君が帰宅。

和子さんの手料理で食事会である。

 

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左が和臣君(31歳)。日本語もそれなりに話せて明るく面白いヤツ

 

ここにあるビールは「レッドストライプ」といい海の向こうにあるジャマイカのものだ。

そう、この一帯はジャマイカの文化が入り込んでおり、一種独特の雰囲気を出しているエリアなのである。 

 

結局なんだかんだで6時間ほど滞在。

おっちゃんとしてもかなり久々の日本語であるしつい長居をしてしまった。

 

宿(つーかテント)に戻る時の道は本当に真っ暗。

ただ、田舎ということもあり基本的に治安の心配はない。

テントに戻ると周りから聞こえる虫の鳴き声とかが心地良い。

思いのほか爆睡である。

 

 

翌日はカウイタ国立公園なる場所に行ってみる。

 

 

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 こんな場所を通ってひたすらグングン進む

 

 

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リスがあちこちに 

 

 

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道を横切っているヤドカリ 

 

 

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こんな道もあります 

 

 

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サル。食べ物を欲しがっていた 

 

 

途中で激しいスコールがあり途中で引き返す羽目になったが自然を満喫できるなかなか良いところであった。

 

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宿の目の前のビーチとたそがれる犬

 

 

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小舟

 

 

そしてテントに戻ると置き手紙が。

和子さんからだ。

 

「今夜もいらっしゃい」と。

 ...お邪魔します♪

 

連日手料理を頬張りみんなで酒を飲む。

なかなか楽しいではないか。

 

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この日はパスタと豆とカボチャの煮物。豆がかなり美味しかった 

 

 

更にこの日は昭和初期の映画をみんなで見る。

『有りがたうさん』という映画だ。

初めて見たがなかなか面白い。

日本の真裏のカリブ海でベタベタの日本映画を観る。

こういうのも悪くないかもしれない。

 

 

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夜の繁華街。これでも一番賑わってます 

 

 

翌日。

 

この日は午後から移動であるが、起きたらすごい快晴。

絶好のリゾート日和や…

 

これは泳ぐしかないだろう!

 

寝起き一番、テントで海パンに着替えて目の前の砂浜へ。

 

 

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この宿の目の前に海が広がっています 

 

 

砂浜にサンダルとその上にメガネを置いて海に入る。

 

そんなに冷たくなくメチャクチャ気持ちがいい!

人もいないので解放感もすごい。

 

そして30分ほど水遊びをして砂浜に戻る。

だがメガネを外しているのでなかなかサンダル&メガネが見つけられない。

 

??

 

おかしいな、この辺に置いたつもりだけど…

 

よくよく探すがどうも見つけられない。

 

ん?

 

これは...潮が満ちてきている?

 

 

テントに戻りコンタクトを付けて再度砂浜へ。

やはり無い。

海に持ってかれたようだ!

こんな何の役にも立たない物を盗っていく物好きもいないので間違いないだろう。

2つ持ってきたメガネの2つ目もこれで紛失である。

どうして無くなるかなぁ。

 

多少不便だが後はコンタクトで過ごすしかない。

 

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 こいつが犯人です!

 

 

そして昼時、お別れを言いに和子さんの宿へ。

 

昼飯を強く薦められ、とどめのご馳走をありがたく頂く。

この方、とても熱く優しい方であった。

本当にお世話になりました。

 

 

パナマですることはほとんどないので一瞬だけ滞在する

 

 

エクアドルの後はコロンビアへ。

 

元々はそう考えていたが(厳密に言うとヘンリー号の後にコロンビア入りする算段だったのでちょっと不正確だが)、ちょっと考えを改めることにした。

 

コロンビアはとにかくたいした見どころがない。

そしてデカくて移動が大変。

 

それでも「人が良くて親日」、そして南米縦断達成の為ということでつい2、3日前までは行くつもりであったのだが、キトのホテルで仲良くなった人の苦労を見てやめることを決定。 

 

この人、キトからコロンビアの首都ボゴタ行きのバスを予約しました。

私より数日早い出発だ。

30時間かかるなかなかの長時間移動である。

 

そして出発日、バス会社から12時間遅れ(これも確定ではない)のメールを受け取ってキャンセルやらなんやらで相当苦労しているのを目の当たりにした。

(結局この人は飛行機移動に変更していた)

いろいろとネットで調べるとどうもこれくらい遅れるのはしょっちゅうあるらしい。

 …そこまでして行く必要あるか? 

 

ガラパゴスですっかり腑抜けになってしまった私はバスをあっさり断念。

 

そしてどうせ飛行機に乗るならコロンビアなどではなく中米だ!

ということでパナマ行きの航空券を購入したのだ。

 

前置きがとてーも長くなったが、つまり今日はキトからパナマの首都パナマシティへの移動日なのである。

 

 

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お世話になった宿ともお別れ。すげー居心地よかった

 

 

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宿の韓国人オーナー。

観光のアドバイスだけでなく、郵便局まで車で送ってくれて通訳してくれたりとメチャクチャ世話になりました

 

 

まずは市内の路線バス(専用道路を走る優れもの)に乗り空港行きのバスが出てるターミナルまで。

 

思ってたバスターミナルに止まらず多少まごついたものの、なんとかバスを3台乗りついで空港へ。

 

 

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キト国際空港。こじんまりしたもんです

 

 

キトからパナマシティまでは直行便で行けば4時間半ほど。

 

ただ私のこの飛行機移動、実は大変な落とし穴がある。

 

ケチって安い航空券を買った為、結局コロンビアはボゴタの空港で9時間ものトランジットをさせられる、大変よろしくない便なのである。

 

この距離で合計14時間…

 

 

飛行機はまずはコロンビアのボゴタ空港へ到着。

なかなかデカくて清潔だ。

免税品店もたくさんある。

 

ではまず喫煙所探しだ。

 

…こっちにはない

 

広い空港を反対側まで歩いて探してみる。

 

…ない

 

しつこく端から端まで歩いてくまなく探す。

 

まるでない。

 

2人ほど職員に聞いてみるが、やはり無いとの回答。

マジですかぁ。

機内にいるわけでもないのに9時間禁煙…

 

もはや寝るしかない。

 

小腹が空いたので売店に行ってポテチとコーラを買おうとすると、「コーラ2本とそのポテチで7ドルだ」とのこと。

「コーラ1本でいいので、それだといくら?」と聞くとやはり「7ドルだ」と。

なんじゃそりゃ?

 

別に飲みたくはなかったが貧乏性が顔を出しコーラ2本を購入。

 

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はじめてこんな買い方した 

 

 

バリバリ、グビグビとジャンクフードで腹を満たして寝ることにする。

 

この空港もかなり冷えるので、がらーんとした空港のベンチの上にパーカーを着たままアマゾンで買った激安寝袋に潜り込み就寝。

 

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この空港で野宿

 

 

そして無駄に長いトランジットを乗り切り、ようやくパナマシティ行きの飛行機に搭乗。

乗ったらあっちゅーまに着きました。

 

機内では税関申告用紙の書き方をきっかけになぜかコロンビア人のおばちゃんと妙に仲良くなり、別れを惜しみつつ出国審査へ。

どうでも良いけど、おばちゃんはパナマでトランジットした後、カナダにいる姉妹のところへ行くのだとか。

 

 

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 パナマ国際空港。結構こじんまり

 

 

外に出ると

 

暑い!

ものすごく暑い!

ガラパゴスより暑い!

 

キトやボゴタという涼しい山岳都市から来たので余計にこたえる。

プカルパに続いて気絶しそうです。

 

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敷地外より。もの凄くタバコを我慢したうえにここまで来ないと吸えない

 

 

そして敷地外のすごく分かりずらいバス亭まで行くが、どのバスに乗っていいか皆目わからない。

と、そこにいた白人のお姉さん(スペイン語もペラペラ)が地元民に聞いておっちゃんが乗るべきバスを指示してくれた。

 

いやー、ホント助かりました!

 

 

 

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空港からバスで30分ほどかっ飛ばすとこんな光景に 

 

 

そして睡眠不足と暑さでヘロヘロの状態で宿に到着。

 

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 ここ。目の前にバス停があるというのが素晴らしい!

 

 

何はともあれ運河である。

その為にパナマに来たのだから。

 

宿の主人に聞いたところ、Alblookと言うバスターミナルに行けば運河行きのバスが出ているとのことなので目の前のバス停からAlblookへ。

 

 

 

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 Alblook。酷暑でもツリーと雪だるま

 

 

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 初めて見たトイレの自動改札

 

 

腹がかなり減っていたのでメシ屋を探す。

 

ここにはフードコートがあるのだが、アメリカンなジャンクフード満載だ。

 

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ケンタッキーとかもありましたよー 

 

 

しかも意外と値が張る。

エクアドルのスープ、ジュース付きの美味くて安い定食と比べるとコスパが圧倒的に悪い。

 

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結局食べたのはこれ。ケチャップ付けりゃいいってもんじゃねー

だけど不味かったのでもらったやつ全部使いました。それでも半分近く残した 

 

 

食事を終えてバスを待っていると南国らしくスコール。

 

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 一気にドシャ降りになります

 

 

そしてバスに乗り運河観光の目的地ミラフローレスへ。

 

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 向こうの船が奥へと進んでいき水量を変化させます

 

 

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逆っ側には船が待機

 

 

説明によると、この船は日本へ液化天然ガスを運んでいるのだという。

 

水量を調整し終わると、2台の車に引っ張られる形で船は太平洋側へゆっくりと進んでいく。

目の前を通る時に船員たちがにこやかに手を振ってくるのが実に微笑ましい。

 

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運河を抜けようとするところ 

 

 

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ここには運河の歴史などを紹介する小さな博物館みたいなのも併設 

 

 

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当時使われた汽車などの模型 

 

 

そこそこ満足し、Alblookへと戻る。

今度は地下鉄を使って宿まで戻ってみることにする。

 

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本数も多いし結構綺麗。路線も増やしているらしい 

 

 

宿に戻り、近くの屋台風の飯屋で夕食を食べたらこの日は爆睡。

 

 

 

翌日、コスタリカ行きのバスチケットの買い方を聞いてみると、それもAlblookだとのこと。

昨日行ったばかりなのに午前中に再度Alblookへ。

2度手間とは正にこのこと。

 

そして教えてもらったバス会社でチケットを購入しようとしたら「今日の深夜の便なら空いてるよ」と言うではないか。

ホテルは引き続き予約しちゃっているが、無理に明日まで待つ必要もない。

よし、今夜だ!

 

さて、そうとなるとさっさと宿に戻って準備し、見るべきところは見ておかねば! 

 

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そして戻ってる時にまた急なスコールがありびしょ濡れに。そのうえ立ち往生

 

 

シャワーを浴び、サクッと準備をしてまずは腹ごしらえである。

 

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もう腹に溜まればなんでもいいです

 

 

向かうはカスコ・ビエホという歴史地区。

宿の主人の話だと徒歩20分ほどらしい。

 

ちょいちょい人に聞きながら向かっていたのだが、なんか良くわからない大きな敷地に入り込んだうえになぜか行き止まりに。

 

??

 

困惑していると、ちょうど近くの車から降りてきた人が親切にも道を案内してくれる。

そして一緒に歩きながら「歩いたらここからでも30分かかるぞ。タクシーにしたらどうだ?」とか「カスコ・ビエホに行くなら携帯と財布に気をつけなさい」とかいろいろ親身になってアドバイスしてくれる。

 

良い車に乗っているし、身なりも綺麗。

この親切な紳士、実は若いお医者さんでした。

そしてこの迷い込んだところはパナマで一番大きな病院の敷地だったのである。

 

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なんとか病院を抜けて海岸線へ

 

 

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 日本の援助で作られた市場

 

 

そしてお医者さんに指摘された通り30分ほどでカスコ・ビエホ地区へ。

宿からは40分以上かかりました。

宿のオヤジ! 全然20分じゃないじゃねーか!

 

 

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まずは公園へ

 

 

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椰子の木と雪だるま 

 

 

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古い街並みが残っていて趣があるエリア 

 

 

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 しっかりと保存され(世界遺産です)素敵な街並み。そして雲行きが怪しい

 

 

この後、本日2回目のスコールに直撃されてまたビチョビチョに。

一日に何回もあるのね…

 

戻る際には道を間違えてしまい、スラムっぽいエリアに入り込んでしまった。

あの医者が言っていた「気をつけろ」というのは、きっとこのエリアのことだろう。

非常に雰囲気が悪く早々に脱出。

 

そしてのんびり宿に戻ります。

 

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街中にちょいちょいある小さな市場 

 

 

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連日晩飯を食べたお店。

なぜか(中年仲間だからか?)二日連続で地元のオヤジに声をかけられていろいろと会話する

 

 

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隣のお店も連日繁盛

 

 

夕食後はホテルに戻りシャワーを浴びて荷造りである。

 

バスの出発は23:55。

バス停には23時に来いと言われているが、バスに乗ってしまえばホテルからは15分で到着する。

よって22:30にチャックアウトしてローカルバスに乗り込む。

この時間のローカルバスの雰囲気というのはなかなか不思議な感じであった。

 

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 ターミナル。意外と人がいますよー

 

 

そしてバス会社の窓口で買ったチケットを見せたところ、「コスタリカから出るチケットは?」との指摘。

…そんなの必要なの?

 

売る時に言っとけや!

 

とりあえずワタワタとその場でニカラグア行きのバスチケットを購入。

そしてこの際、黄熱病の予防接種国際証明書(「イエローカード」という)の提示が始めて求められた。

打った甲斐があるというものです。

 

直前にかなりバタついてしまったが、なんとかバスに乗り込みコスタリカに向けて出発である。

キトの旧市街でほんわかと観光する

 

今日はキトの旧市街をぶらつく。

 

新市街は他の都市と同じようにたいして面白くないらしいのでパス。

 

 

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シリカ教会。ここでは教会の内部を見る他に塔の上に登ることができる(右側ね)

 

 

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教会内部

 

 

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そしてこんな通路も通り、最後はかなり急な梯子を登って塔の上まで

 

 

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登りきったところはちょっとした撮影スポットになっている

 

 

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 キトの街並み

 

 

ちなみにここの旧市街、相当数の警察官が至るところにいて変な物売りとかに目を光らせている。

ここまで配備されているのはかなり珍しいと思う。

 

何か政治的なイベントでもあるのか、それだけ犯罪まがいのことが多いのか…

 

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広報も頑張っています

 

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黄金教会。中は撮影禁止だったが、一面金色で圧巻

 

 

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しばし歩いて今度は無料の美術館へ(右側の建物) 

 

 

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中は図書館も併設されていて誰でも入場可能

 

 

近くの路上ではこんな人も。

 

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人形で演奏しているおじいちゃん。かなり上手で面白かった 

 

 

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キトの街並みを見下ろせるというパネージョの丘

 

 

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カテドラル前でダンスをしている若者たち。ギャラリーもたくさん 

 

 

そしてのんびり1時間ほどかけて徒歩でまで戻る。

 

 

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夜には車内で踊りながら街を走るこんな車も

 

 

キト滞在は今夜で終わり。

 

明日は思いのほか滞在が長くなってしまったエクアドルからの移動である。

赤道の真上で卵は立ちませんでした

 

バス→船→バスと乗り継いでサンタ・クルス島の空港へ

 

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移動の様子

 

 

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空港

 

 早く着きすぎてしまい、苦労して出発までの時間を潰す。

何もない空港なので暇すぎる。

 

 

ようやくキトへ向けて出発。

 

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キト行きの飛行機

 

 

そして2時間ほどで飛行機はキトの空港に降り立つ。

 

すげー寒い…

標高が高い(2800m)ってのもあるがガラパゴスと気候がまるで違う。

 

しかも雨…

 

日本の秋雨みたいで、急に日本を思い出しました。

 

Tシャツに短パン、サンダルで移動してきた服装にはちょい過酷だ。

上着を羽織ってチグハグな格好で都心行きのバスに乗り込む。

 

バスで2時間、バスターミナルに着いた時にはドシャ降りになっており、すぐにタクシーを拾いホテルへ。

 

この日は近くの定食屋で晩飯を食べて爆睡。

 

 

 

翌日はテレフェリコというロープウェーに乗って更に高いところに向かってみる。

 

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向かう前に昼メシ食ってたら横で歌い出したおっさん

 

 

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ロープウェー乗り場

 

 

このロープウェー、大したことないと思って来たのだがそれは大間違い。

2800メートルから4千メートルまで雲を突き抜けながら一気に上っていく。

臨場感がすごい。

 

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最初はこんな感じだが

 

 

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途中から雲に突入

 

 

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頂上に到着

 

 

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山頂からの景色が素晴らしかった

 

 

山頂には教会などもありしばらく歩き回ってみる。

が、なんか息切れが激しく頭痛の兆候も。

どうもアンデス以来の標高に体が苦しんでる様子。

 

無理をせず下山。

 

 

町の中心に位置するエヒド公園へ。

 

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おじさんバレーが盛ん。金かけて本気でやってます

 

 

 

翌日はバスに乗ってちょっと遠出。

キト郊外に赤道が通っており、そこに遊びに行くのである。

 

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バスに乗り込んで歌い始めるおやじ。かなり下手だったがチップあげました

 

 

1時間ほどバスに揺られ、まずは記念碑へ。

 

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周りを山に囲まれて綺麗なところです

 

 

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モニュメント。結構デカい

 

 

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東京まで14,452Kmらしいです

 

 

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赤道の真上へ

 

 

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モニュメントの上より撮影

 

モニュメント内にはちょっとした展示などもやっており、階段でのんびり下りながら見て回って記念碑見学は終了。

 

 

しばし歩いて今度はお薦めされた博物館へ。

ここがなかなか面白い。

 

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入り口

 

 

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なぜか施設内にいるリャマ

 

 

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 入場料を払い中に入るとこんな感じ

 

 

まず、全員にスペイン語か英語のガイドが付くらしくしばし待っているようにと指示。

(自分は一応英語のガイドを要望)

 

そして待つこと10分、優しそうなお姉さんガイドがやってきてどうやらスタートするようだが。

…俺1人なんですけど?

 

あっちのスペイン語のグループはめっちゃ多いんですけど?

 

マンツーマンのガイド。

これはキツいですよー

英語ペラペラならかなり良いのだろうが、私は完全に片言である。

しかし容赦なく開始となる。

 

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クイ。すごく可愛いがペルーを中心に食べられている食用ウサギ

 

 

そしてジャングルの生き物を紹介してもらっている時に救世主が。

途中参加してきたスイス人カップルだ。

これで客は3人である。

しかも男がリアクション大きく存在感がデカい。

 

いやー、ホント助かった。

 

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再開した生き物説明。お姉さんも俄然やる気が出たようだ

 

 

その後は先住民の暮らしやチョコレートの作り方などの説明してもらう。

エクアドルはカカオの産地として世界的に有名)

 

次は屋外へ移動。

 

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謎の置き物

 

 

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星座の見つけ方

 

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影時計

 

 

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北半球と南半球で渦がどのように回るかの実験

 

 

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赤道の真上なので釘の上に卵が立つはずだという。俺だけ立てられなかった

 

 

大満足して赤道訪問は終了。

 

この日は昼飯を食いそびれたので晩飯は男らしくがっつりいく。

 

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あまり期待していなかったキトだが、見どころもあるし思いのほか楽しい。

 

人が良いってのもあるかも。

 

 

ガラパゴスでひとり切なく過ごす

 

船はイサベラ島に到着。

 

 

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船着き場から町中への道中

 

 

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この島、今までの2つの島より圧倒的に田舎である。

することもなさそうなので翌日のツアーに申し込んでみる。

 

まずは海パンの購入の為、町をぶらつく。

すると一軒のスポーツ用品屋が。

聞いてみると50ドル。

たけーよ!

 

店員に他の店がないか聞いたところ、近所の商店で売っているかも知れないということで行ってみる。

 

いわゆる雑貨屋、聞いてみると棚の奥からいくつかの海パンをゴソゴソと引っ張り出してきた。

値札に5ドルと書いてあるので支払おうとすると苦笑しながら「ノー、ノー」と。

もっと高いというのである。

 

薄々思っていたのだが、どうやらガラパゴスは二重価格になっているようだ。

飯屋でもどこでも地元民と外国人旅行者で違う値段を設定しているのだ。

 

結局この海パン、「いくら?」と聞いたところ8ドルというので支払う。

この値札がなければもっと高く買わされていたことだろう。

 

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これね。5ドルは地元民向け価格

 

 

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基本的に人気がないビーチ

 

 

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近くの定食屋で晩飯。くだらないドラマを見入ってしまった

 

 

 

翌日。

 

半日のツアーに出発である。

車でビーチまで行き、そこから水着になりカヤックで海へ。

ドイツ人カップル2人と自分だけの参加だったので、必然的に私はガイドと一緒のカヤックに乗る。

 

30分ほど漕いで近くの離島に向かい、その周辺でマンタを見たり泳いでいるウミイグアナを見たり。

そしてカヤックから降りておよそ1時間のシュノーケリングである。

 

そこではサメを見たり、なんと泳いでいるガラパゴスゾウガメと一緒に泳ぐこともできた。

これはなかなか感動。

 

そしてまたエンヤコラとカヤックを漕いで岸に戻りツアーは終了である。

 

 

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岸ではゴロゴロしているアシカがお出迎え

 

 

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昼飯。米はカッチカチだったがうまかった!

 

 

メシを食ったら午後の部である。

 

自転車をレンタルして適当に島を移動してみることにする。

 

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こんな道をガタゴトと走る

 

 

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相棒と池

 

 

少し走ると車も人も全くなくなってくるが更に内陸へと進む。

 

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 多少ガラパゴスっぽい雰囲気に

 

 

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フラミンゴ

 

 

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人も物もない空港。使われていた時期もあるのでしょう

 

 

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鳥①

 

 

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鳥②

 

 

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明るい雰囲気のお墓

 

 

 

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昨夜と同じ店で晩飯。連日くだらないドラマを楽しんでます

 

 

 

翌日はまたボートに乗り再度サンタ・クルス島へ。

 

もはやすることもないのでのんびり散歩などをして過ごす。

 

 

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夜のサンタ・クルス

 

 

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夜の公園

 

 

ガラパゴス、ここは平和そのものである。

 

夜遅くでも皆外で楽しく遊んでいて南米とは思えない。

 

 

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こんな乗り物もありますよー

 

 

結論として、ガラパゴスは1人で来るところじゃありません。

基本的には家族かカップルなどで来ないと切なくなります。

 

 

そして完全に平和ボケしてしまった私は、明日キトへ向けてガラパゴスを後にする。