ちゅーねん漂流記

自分らしく生きようともがいているある中年のブログ

高い金払って参加したペンギンツアーがまさかの地獄絵図

 

 

本日はプンタ・アレーナス市内をウロチョロすることにする。 

まずはマゼラン海峡である。

 

 

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ここはマゼラン海峡の発見によって発展してきた町らしい

 

 

ついでに町の中心にあるマゼラン像

 

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先住民の上に君臨している像を作るのがえげつない

 

 

パタゴニア博物館へ。 

屋外博物館というが、どういうものだろうか。

 

 

15分ごとくらいに指にクリームを塗りながら、徒歩1時間かけて町外れの博物館へ向かう。

 

そして到着。

 

 

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通りから丸見えなんですけど…

つまらそうだし客が1人もいねー

 

 

いやしかし、1時間も歩いてきたのだ。

このまま満足して良いはずがない!

このまま引き下がっては俺の足に申し訳ない!

 

なってやろうじゃないか、400円払って唯一の客に。

 

 

あの掘っ立て小屋が受付だな。

 

 

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そして中には誰もいませんでした

 

 

待つこと10分、一向にスタッフらしき人間も現れない。

どうなってんのこの博物館?

 

くそ、帰るか…

 

 

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仕方ないので施設に入らない程度に近づいてパチリ 

結局スタッフ含め誰も人を見なかった(閉館日じゃないよ)

 

 

また1時間かけて戻る。

次の目的地は中心街にあるサレシアノ博物館である。

 

  

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歩き途中に撮ったほのぼのした1枚。この服装で寒さが分かるでしょう?

 

 

こちらはめでたく受付もいて500円を払って見学。

この地方の動植物や先住民の生活なども紹介していてなかなか面白い。

やっぱ博物館ってのは屋内にあるべきなんだよ!

 

 

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中は撮影できないので外観だけ

 

 

ちなみに今日歩き回ったせいか分からないが今度は足に微妙な痛みを感じる。

 

見ると時間が経った鏡モチのようにガサガサになっておりひび割れが。

 

うーむ…

なかなか厳しいではないかパタゴニア。 

 

 

そして晩飯。

 

 

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これにジュースとデザートのプリンがつく。栄養とらないとね! 

 

 

 

 

さて翌日、5時半起きでペンギンツアーである。

またもや暗くて寒い道を歩きツアー会社へ。

 

 

マグダレナ島というところにフェリーで行く、カラファテに続いてこれまたのんびり参加できるツアーである。

 

バスで小一時間走ったところでフェリーに乗り換え30分ほどで島へ。

 

 

じつは海鳥もわんさかいます

 

 

もういっちょ 

 

とにかく寒いの。ひび割れにこたえる…

 

 

そして可愛いペンギンを見ながら島を歩いて一周。

 

フェリーに戻ったらコーヒー(ウイスキー入り)とクッキーでおもてなしだ。

 

体も温まって最高である。

みんな満足そうだ。

 

 

 

そしてフェリーは来た道をもど…らない。

全然違う方向に向かっている。

 

なんか波と潮の問題で遠回りして戻らなくてはならないらしい。

 

みんな「ふーん」という感じだが、この認識が甘かった。

 

 

安全ルートとはいえ波がすごい!!

 

一度は立っていたおっさん2人がひっくり返ったぐらいの揺れである。

しかも激しい揺れがずっと続く。

こ、これは…

 

 

しばらくするとスタッフが来て、ヤバそうな人に黒いビニール袋を手渡す。

ま、そうなるよねー

 

まずは数人。

 

そして30分後には触発もありさらに続々とダウン。

この音と匂い、なかなかである。

(モラルに反するので中での撮影は控えました)

 

この拷問状況は誰も予想していなかったに違いない。

 

はっきり言ってこの移動はキツい!

 

もはや元気なのは少数派。

みんなグッタリして海上救急車のようだ。

 

遠回りすること1時間半、ようやく着岸である。

 

 

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 宇宙から帰還したパイロットみたい

 

 

みんなしょんぼりとバスに乗り込み町に戻りました。

 

 

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バス停近くの露天商にあったチェ・ゲバラのバスタオル

 

 

 

そして晩飯。

昨日と同じ食堂いこーっと

 

 

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 ばばん! これにデザートのゼリーが付きます

 

 

うむ、満足じゃ。

食事はやっぱこうでないとね♪

 

これを作ってくれたのがスペイン語全力で話しかけてくる人懐っこいシェフのイワンである。

食べている最中「うまいか? うまいか?」と何度も聞いてくる落ち着かないやつでもある。

 

 

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うまかったよイワン。でも量多すぎ

 

 

明日は更にしつこく南に向かう。